あしたの、喜多善男

最初に「小日向文世を主役に迎え、新ドラマ」と聞いた時、思わず　(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

同時に「…一体、どんな風に？」と、キョトンとなってしまいました。

だって、お人好し役や小市民キャラを演じたら、日本一。トホホや、ゆる担当では、まず右に出る者がない役者の彼、なんですもの。

でも、さすがはフジテレビ。
新しいものを試行錯誤する意欲は、これまた天下一品ですよね

基本的に、ドラマは、視聴者の大半な日常が平々凡々だからこそ、夢や憧れ。カタルシスを与える、目には美形。ストーリーに、願望や共感を…　で、ヒーロー（ヒロイン）をつくったり、虚構ワールドを展開させたり。

だけど「電車男」で、あえて、モテないクンに脚光を当て、それまでなら、まず主役は考えられなかった（失礼）伊藤淳史を、大胆起用をしたり、「ブスの瞳に恋してる」で、稲垣吾郎、村上知子カップルを実現させたり

逆に、「スワンの馬鹿！」では、あえて、男前・上川隆也に、トホホ中年役を演じさせてみたり…　常に常に、新しい！です

そして今回。「あしたの喜多善男」を見てると「…なるほどナ」
だって、なぜかクリスマスに、えらい目にあってしまう、マクレーン刑事（「ダイハード」シリーズ）や、ヒッチコック・サスペンスのジェームズ・ステュアートじゃないけれど、

どこか、存在にユーモラスさがあるというか、トボけた味のある役者さんは、巻きこまれパターンが、よく似合う！　密かに、ウケてしまったのでした。

同時に、中和力がある分。どこか凶暴な匂いがある、松田龍平とのコントラストも、なかなかにナイスです。

（唯一、彼に色気シーンは似合わないのも、また発見だったけど）

小西真奈美、得してますよね～。「この手のタイプの顔は、他にない」分、どんな相手とも（絵的に）ケンカしないし、幅広い役がこなせます。

思いがけず、サスペンスな匂い。興味をもって制作者をみたら、飯田譲治の名前。調べてみたら、「NIGHT HEAD」や、「沙粧妙子-最後の事件-」「ギフト」を手がけてたのに、えらい納得！だったのでした。

これは、化けそうな予感です。どのように展開していくのか興味津々