2008年 03月 21日
鹿男あをによし 最終回 |
最終回は、サブタイトル「二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり」が、全てを言い表してた感でしたねあれほど苦労して、紆余曲折の末。ゲットしたアイテム「目」(三角縁神獣鏡)なのに、儀式は、かなりアッサリ目…
だけど、このあたりが、派手なCGを見慣れた目には、おとぎ話風。むしろ新鮮だったかもしれません
個人的には、独特の世界観をベースにした、謎解き系・不思議物語。90年代の、アメリカ人気ドラマ。「ツイン・ピークス」を思い出してしまうのですが、そのティストの差に、国民性の違いをヒシヒシ
やはり、この物語の主役は、なんといっても、舞台となった奈良!
「ツイン…」の、どこかまがまがしい、深い狂気と人間の闇部分をひきうけた精霊の潜んでいそうな、やたら美しくてディープな森や川、別荘とは別の意味で、奈良という場所
「なるほど、ナニが起こってもおかしくない。その昔、八百万の神々がいらしたのも分かるような… たとえ、鹿が喋っても当然かも(^。^;)」と思わせる、トボけた雰囲気と、独特な間。コミカル要素が、なんともいえず、ヨカッタです。
今にして思えば、キャスティングが、とてもハマってましたよね
どこか常に間の悪い、アンラッキー・キャラ。巻き込まれてトホホ男。小川先生役に、美男子なのに、ユーモラスな味のある、玉木宏… イケメン度を薄める、“ちょっと変な髪型(!)”は、演出? はたまた、鹿男になりきるため、だったのでしょうか? 好演でした。
また、ちょっとズレてるけれど、オタッキーな古代知識と興味をもち、「ここぞ!」という場面で本領発揮する、オトボケ藤原先生、綾瀬はるかも、彼女と対極な持ち味のマドンナ先生、柴本幸も、いい案配で、持ち味を発揮してたし
「ひょっとして、この物語は、彼女のためにある?」と言っても過言じゃなかったのが
堀田イトを演じる、多部未華子!
独特の目力で周囲を圧し、ピ~ンチ!を救う救世主。ひらりと現れ
「先生… マイ鹿です」なんて、素晴らしすぎるぅ
大和杯の勇姿といい、美味しいところ、全て、もっていった…かも (^ー^;)
なんだか最後まで思わせぶりだった福原先生 (佐々木蔵之介)もイイ味だしてたし
常に、独特の存在感。溝口先生(篠井英介)も出番こそ多くなかったけれど、大和杯、終了後の豹変ぶりといい… グッドジョブでした
あるいは、この物語で新境地を開拓か?!とさえ思われたのが、小治田教頭を演じた、リチャードこと、児玉清。珍しく、敵役ってのが新鮮でした。最終回での、燃え尽き姿もユーモラスだったし…
特別賞をさしあげたいのは、やはり、あのロボット鹿さん…
声だけの出演ながら、山寺宏一。じつに、イイ仕事してました
下宿も、学校も、ロケ地と、すべてにわたり風情あったし… しみじみと奈良の魅力を、最大限につかってましたよね。物語と同時に、風情ある古都の奥深さを堪能した実感ヒシヒシ
(ぱるぷんて海の家さん情報によると、鹿男あをによしロケ地マップを作って無料配布したら、アッという間に無くなり、追加依頼。欲しい声が殺到する、ものすごい人気!だそうです)
私も、小さな遊び心として… でいいから、サイドストーリーを作ってほしい気がして
ひょっとすると、毎回。「フルで、エンド音楽まで聴いた」作品は久々だった… かも
新しいエンタメの可能性を拓こう、めいた意欲が伝わりました
来週から、あの音楽が聴けないのが、ちょっと寂しいほど。
大いに満足
by noho_hon2
| 2008-03-21 08:19
| ドラマ
|
Trackback(45)
|
Comments(6)
おはようございます。
>やはり、この物語の主役は、なんといっても、舞台となった奈良!
ふむふむ、たしかに。・・・
スピンオフ、是非実現してほしいものです。
>やはり、この物語の主役は、なんといっても、舞台となった奈良!
ふむふむ、たしかに。・・・
スピンオフ、是非実現してほしいものです。
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しみじみと余韻に浸っています。良いドラマでしたね~。
このドラマで、奈良にすごーく行きたくなりました!!
多部未華子ちゃんは今まで「キツイ顔の子だなぁ」という印象しかなかったのですが(ごめんなさい)実に表情豊かで、綺麗な子ですね。
最後、初めてのことで思わず小川先生を電車の中に突き飛ばしてしまう初々しさがたまりませんでした。
そして小川先生、ラストまで藤原先生に話させて貰えてませんでしたね。わははは。
スピンオフ、私も期待したいです。
オフィシャルサイトの掲示板に、リチャードの配役は作者さんのご推薦だったと書いてあったのですが…本当だったら、まさにナイス配役ですね!
そして、いつもながら のほほんさんのレビューはさすがです。ひとつひとつ頷きながら読ませて頂きました♪
このドラマで、奈良にすごーく行きたくなりました!!
多部未華子ちゃんは今まで「キツイ顔の子だなぁ」という印象しかなかったのですが(ごめんなさい)実に表情豊かで、綺麗な子ですね。
最後、初めてのことで思わず小川先生を電車の中に突き飛ばしてしまう初々しさがたまりませんでした。
そして小川先生、ラストまで藤原先生に話させて貰えてませんでしたね。わははは。
スピンオフ、私も期待したいです。
オフィシャルサイトの掲示板に、リチャードの配役は作者さんのご推薦だったと書いてあったのですが…本当だったら、まさにナイス配役ですね!
そして、いつもながら のほほんさんのレビューはさすがです。ひとつひとつ頷きながら読ませて頂きました♪
びんさん、こんにちわ。ブログ名も、「鹿男」ドラマ探偵団なんですね。
その愛の深さに感動しました。ここまで愛されると、ドラマ制作者も本望でしょうね。すごいすごい! (^0^)/
スペシャルでもネット配信でもイイ。ミニ企画でいいから、スピンオフ、実現するとイイのになぁ… と思ってしまうのでした
その愛の深さに感動しました。ここまで愛されると、ドラマ制作者も本望でしょうね。すごいすごい! (^0^)/
スペシャルでもネット配信でもイイ。ミニ企画でいいから、スピンオフ、実現するとイイのになぁ… と思ってしまうのでした
かぴさん、こんにちわ。本当に奈良が魅力的に表現されてて、改めて、勤めてた頃を懐かしく思い出してしまいました。販売事務所が沢山あり、本当にイロイロ、足を運んだことが、改めて幸福な経験に思われて…
本当に、多部未華子ちゃん、魅力的でしたね。私も、ちょっと癖のある個性だナ、とは思ってたのですが、ここまで世界を引き寄せ、表現できるとは… アッパレ!でした。小川先生を突き飛ばすディテールも素敵。私もキュンとなった部分です。今後の快進撃を確信
な、なんと、リチャードの配役は、作者さんのご指名だったんですか? いろいろな意味で、ナ~イス♪でしたよね。なんという慧眼! 児玉清自身、大ラッキーに感じてしまいました。
ありがとうございます。レビュー冥利につきます。大感激 o(;△;)o ウルウル…
本当に、多部未華子ちゃん、魅力的でしたね。私も、ちょっと癖のある個性だナ、とは思ってたのですが、ここまで世界を引き寄せ、表現できるとは… アッパレ!でした。小川先生を突き飛ばすディテールも素敵。私もキュンとなった部分です。今後の快進撃を確信
な、なんと、リチャードの配役は、作者さんのご指名だったんですか? いろいろな意味で、ナ~イス♪でしたよね。なんという慧眼! 児玉清自身、大ラッキーに感じてしまいました。
ありがとうございます。レビュー冥利につきます。大感激 o(;△;)o ウルウル…
「愛」・・・
そうなんだ!って、今気がついたり^^
TBありがとうございます!
ネット配信というテもありますね。
そのあたり、制作者にも思い入れがある作品と見ましたから、
ぜひぜひ実現してほしいものだと思っています。
ぼくも「大いに満足」の余韻はまだしばらく続きそうです。
そうなんだ!って、今気がついたり^^
TBありがとうございます!
ネット配信というテもありますね。
そのあたり、制作者にも思い入れがある作品と見ましたから、
ぜひぜひ実現してほしいものだと思っています。
ぼくも「大いに満足」の余韻はまだしばらく続きそうです。
びんさん、こんにちわ。そうですよ、某CMじゃないけれど、愛です、愛♪
とても素敵なことだなぁ… と感じました
きくところによると、ドラマ用に、原作を、かなりアレンジしてるし(藤原先生、じつは、もっと貫禄な男性だったみたいですね)、謎が散りばめられてるだけに、想像の余地、多々
場合によっては、同人誌みたく「自分だけの、サイドストーリー」を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。だけど、これほどネット反響が大きいんですもの。あるいは、「バンビ~ノ」みたいなスピンオフ企画がある予感も、ヒシヒシ (^ー^*)
とても素敵なことだなぁ… と感じました
きくところによると、ドラマ用に、原作を、かなりアレンジしてるし(藤原先生、じつは、もっと貫禄な男性だったみたいですね)、謎が散りばめられてるだけに、想像の余地、多々
場合によっては、同人誌みたく「自分だけの、サイドストーリー」を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。だけど、これほどネット反響が大きいんですもの。あるいは、「バンビ~ノ」みたいなスピンオフ企画がある予感も、ヒシヒシ (^ー^*)

