2008年 03月 31日
ちりとてちん 最終回 |

じつは恥ずかしながら、ほとんど朝の連ドラは見たことなくて… しかも、評判から好奇心をもち、終盤の2ヶ月のみ見たチェックした、完全な出遅れ組ゆえ、大きなこと言えないのですが…
最初の1週間は、ただただ、(゚ー゚;)
ネット情報、等々を頼り。その世界と流れ、人間関係を把握するだけで精一杯。
ことに回想シーンのたび「…うむむ、見たかった! (デリケートな機微が把握できず)残念」の連続だったけれど
個人的には、このエンタメ的・心意気!みたいなものが好きでした
なぜか、生まれてこのかた、全国を転々。縁あって、関西にも関東にも住んだことある身としては「ああ、関西の魅力。その素敵さがいっぱい詰まってるなぁ…」と、そういう意味でも、毎回。うんと心暖かくなるものがありました
きわめて独断と偏見ながら、私が感じた東西の差異部分。
関東って江戸文化の伝統。あくまで美意識を重んじ、かっこよさ至上主義
「ちょっと、やせ我慢しても、粋をモットーにのりきる」的なところがあり、笑いのセンスやテーマも、その周辺に集中
かたや、関西って、きわめて大らかで、包容力があり、生命力・万歳!
美味しいもん食べて、楽しいこと、見つけよう。しんどいことも、あくまでユーモア精神。大らかに笑い飛ばせ!みたいな習慣が、身についてる気がするんですよね
たぶん、エンタメって、ヒトの弱さが隠れテーマ
それを、どう昇華するか、にもかかってる気がするのですが、
そういう意味で、ネガティブ・シンキングな主人公や、個性的な登場人物達。
その分、半ば浮き世離れした、ほわほわっとしたドラマ・ワールドのバランス。
生き死に、コンプレックスから、古くからの文化を継承していく、そういう大きなテーマにまでがっぷり四つに取り組みつつも、あくまで軽やかでユーモラスに仕上げてるところが素敵でした。
ヒロイン、喜代美を演じた貫地谷しほりはもちろん、登場人物がみな、魅力的。
連ドラならではの「成長を見守る」醍醐味アリ
ベテラン俳優さん達の、懐深い力量も、いかんなく発揮されてた気がします
フィニッシュも「そして、人生も芸も、未来に…(続く)」めいた感じも、ヨカッタです
大いに楽しませてもらいました。
終盤。人気の追い風で、偶然、特別番組。上方演芸ホール特別版や、憧れの三代目 桂米朝の、「はてなの茶碗」を見ることができたのも、大感激!
とにかく、いろいろな意味で収穫大!だった気がします
出会えた偶然、支えて下さったネット情報を提供して下さった方々に、心より感謝。
ずっと心に残り、なにかの折、思い出して、密かに「ファイト!」できる、まるで、お守りみたいな存在として、あるいは、知らなかった世界の指南書として、
またひとつ貴重な宝が増えた気がします。大いに (^-^*)
by noho_hon2
| 2008-03-31 08:26
| ドラマ
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タイトル : ちりとてちん 最終週 (最終回・151回)
ちりとてちん 最終週 (最終回・151回) NHK 3月29日(土) OA 26週(2008/03/24~ 03/29) 「笑う一門には福来る」 ★はじめに 「終わっちまったな」(西田敏行) ホントだよ~~。瞳は面白いのか? 総じて、こんな面白い朝ドラは初めてだったと思います。... more
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のほほんサン、こんにち和~ さまざまな伏線が織りあわさっての大団円、ヨカったですねぇ(・~・)"フムフム
自然に… ドラマのエピソードそのものも落語から題材をとっていたりして 先入観にとらわれることなく 上方落語に触れられた得がたい機会でした
きのう、貫地谷サン『はなまる』に出ていて、なんでも上方落語協会(桂三枝会長)から 感謝状と常打ち小屋『繁昌亭』の年間フリーパス“通行手形”をもらったそーデス♪
噺家とゆー因業の深い芸人の日常をユーモラスに描いた女性脚本家の手腕は、高く評価されるべきデス
上方芸人のあの姿が、下北沢の小劇場とダブってみえました( ゚う゚ )タイヘンヤ~!
自然に… ドラマのエピソードそのものも落語から題材をとっていたりして 先入観にとらわれることなく 上方落語に触れられた得がたい機会でした
きのう、貫地谷サン『はなまる』に出ていて、なんでも上方落語協会(桂三枝会長)から 感謝状と常打ち小屋『繁昌亭』の年間フリーパス“通行手形”をもらったそーデス♪
噺家とゆー因業の深い芸人の日常をユーモラスに描いた女性脚本家の手腕は、高く評価されるべきデス
上方芸人のあの姿が、下北沢の小劇場とダブってみえました( ゚う゚ )タイヘンヤ~!
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こんにちわ、SoulDrive~ さん。本当に意欲的な取り組み、ヨカッタですよね。
たしかにたしかに! 興味はあれど、敷居が高かった上方落語に触れられる、得がたいチャンス。上方落語協会から、感謝状と常打ち小屋『繁昌亭』の年間フリーパス“通行手形”が出た、エピソードには、大いにウケてしまいました。
だって、すっごく分かるし、じつに洒落っ気で (^。^*)
この脚本と演出、私は大好きでした。支持層の熱さ、すごく分かるような気がします。出演者もスタッフも、上方落語界も、これからが、楽しみ楽しみ
たしかにたしかに! 興味はあれど、敷居が高かった上方落語に触れられる、得がたいチャンス。上方落語協会から、感謝状と常打ち小屋『繁昌亭』の年間フリーパス“通行手形”が出た、エピソードには、大いにウケてしまいました。
だって、すっごく分かるし、じつに洒落っ気で (^。^*)
この脚本と演出、私は大好きでした。支持層の熱さ、すごく分かるような気がします。出演者もスタッフも、上方落語界も、これからが、楽しみ楽しみ