ラスト・フレンズ 最終回

サブタイトル。「未来へ」通り、かなり“まぁるい”フィニッシュでしたね。

これまでが、これまで。ホッとさせて、ギクッ！がお約束（？）の、かなり心臓に悪いツクリだったので、小さな思わせぶりに、勝手にハラハラ

そんな関係か、拍子抜けのあまり、ところどころ、ネット横丁では、ちゃぶ台も転がってるようですが、おおむね好意的。私も、救いと明るさがある余韻に、大いに安堵しました。

みんなして、勇気ある役に、果敢にチャレンジ
中でも、宗佑役の錦戸亮！

現実的に見れば「んな、最後まで勝手な…」だし、突っ込みどころも満載。
でも、ドラマ的には、ひとつの花道？　「彼もまた、連鎖の被害者であったのですね」という意味で、かなりイメージが修復できた部分アリかも。

やはり、そこは、バリバリの現役アイドル。今後のこともあるからなぁ…　と
おもわず　(^ｰ^;)　だったのでした。

演技力的に、ずば抜けていた、瑠可（上野樹里）とタケル（瑛太）からすると、美知留（長澤まさみ）は、やや分が悪いようにも思われましたが、かなりの奮闘ぶり。
その意欲とチャレンジ精神は、大いに評価したい気がしました。

みなさん、このドラマで、何歩も「前進できた」部分あるのでは？

どちらかというと、クールな役柄が多かった水田あさみの、コミカルで、明るく大らか。中和剤的な役柄も、それはそれで、なかなか…　に思われて。

あと、やはり舞台となった吉祥寺と、シェア・ハウスの、なにげにオシャレな小粋さもヨカッタなぁ…　問題提起の匙加減も、心憎いばかり
周辺のディテールに至るまで、楽しみ方がイロイロでした。

余談ながら、シングル・マザーの選択をした仲間の子供を、（血縁のない）疑似家族のなかで…　という発想は、思えば十数年も前に、「あるなろ白書」に、そのエッセンスがとりいれられてましたよね。

育った環境から、どこか“心に鍵をかけていた”掛居保の存在も、今にすれば、かなり未来を予見したものがあったように思われて。

この物語も、何年かたった時、「あれは、新しかった」と言われそうな予感ヒシヒシ

（米国では、既にジョディ・フォスターが、ライフスタイル的に、その傾向アリですもんね。同性愛を描いたドラマ「Lの世界」も、うんと評判になってるしぃ）

はたして、番外編は、どのように展開、あるいはお料理するのでしょうか？
人気に後押しされた「ＳＰ」よろしく、完全な「ダイジェスト版」だったら、転がる、ちゃぶ台、かなり増える…　かも

違った意味で、興味津々　(^｡^*)