2008年 06月 23日
Around 40 ~注文の多いオンナたち~ 最終回 |
前回、予告を見た時点では「ひぇ~~っ」最後の最後。たたみかけるように、三者三様、「さぁさ、どうする?」の嵐で、どんでん返しの連続
聡子(天海祐希)と恵太朗(藤木直人)が勤めてた病院が突然、閉鎖になる展開
恵太朗は、夢の実現にほど近い、新天地への誘いに、「一緒にいかないか?」と聡子に提案。ほとんど、結婚を決意しかかってたものの、聡子は聡子で、過去に世話した人物の配慮で、病院再建できそうな気配。しかし、それには、彼女に院長になってもらえる条件でなら… とのこと。
既に抱えてるものの大きさに戸惑い、悩む彼女。ど~する?
また、自分の感覚より、まわりから「どう見られてるか」が最重項目の、奈央(大塚寧々)。その価値観に従い、羨望アイテム。かっこいい仕事に、セレブ婚と、次々に手にしたものの、似た者同士の痛し痒し?!
仕事は出来るものの、激しく思いやりの欠けた相手に落胆した彼女は、ベビーに関する、デリケートな機微が折り合わず、ついに離婚を決意。でも、決死の思い。すべてを失ってまで、それを勝ち取ったとたん、待ちこがれてた妊娠が判明。ど~する?
そして、いちはやく結婚した瑞恵(松下由樹)は、子供の成長に伴い、夫にも子供にも軽んじられる空虚感から再就職を決意したものの、思いこみの激しい性格。
「5年後には離婚よ(だっけ?)、プロジェクト」でコトを進め、つい、仕事にのめりこみすぎて、子供は問題こしちゃうわ。夫もリストラにあってしまったり… ど~する?
だけど、暴走もするけれど、ちゃっかりキャラで、おっかさんパワー炸裂(!)な瑞恵が、「雨ふって、地固まる」。周囲の変化も大で、可笑しかったです。
マーくんのアダ名の由来は、マカロニグラタン… には笑ってしまいましたよね。
気がつけばシングル。年下の彼との恋愛。格差婚を前に、悩む聡子
仕事と結婚、子供。周囲の羨望が欲しくて、紆余曲折する奈央
早い結婚ののち、迷うお年頃の瑞恵
それぞれが、食事しながらの反省会で本音を語り合い、おっせっかいしあって、物語が進む展開で、上手に多くの現代要素を盛り込むのに成功してたように思われました
最初は「離婚弁護士」でファンになった天海祐希と、「ホタルノヒカリ」の好演が光ったフジッキーへの興味。コミカル・タッチから、珍しくリアルタイム視聴を試みたダンナさんでしたが、
藤木直人の「ケチでなくエコ」に「…ちょっと無理があるような…」と、早々に脱落。
でも、私は、デフォルメとコミカルさが心地よく、随所に光るリアルが興味深くて「なるほどなるほど…」 なかなかに楽しかったです。
(フジッキー、プチ変キャラで、どんどん新境地?!)
ひょっとすると、このドラマの、隠れメインテーマは、
「私が幸せかどうかは、私が決める!」
それにたどり着かせるためのアレコレ… だったのかもしれませんね
ラスト。「大切な人に逢いにきました」の台詞も素敵
でも、やはり、光ってたのは天海祐希と竹内まりや(最後の最後、病院の廊下にいらっしゃった、とは気がつかなかったよぉ)の曲に思われて
ダンナさんの指摘じゃないけれど、すこし、詰め込みすぎの感と、中盤の中だるみ
久々の筒井道隆に「もう少し、花をもたせてあげれば…」気分はあったけれど
笑いつつも、感心したり、考えさせられたり。
「ラスト・フレンズ」とは別の意味。現代を斬る意欲に、評価 (^-^*)
by noho_hon2
| 2008-06-23 08:35
| ドラマ
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