2008年 07月 16日
プロフェッショナル 名人戦 森内俊之 VS 羽生善治 |

風貌、性格、将棋の特徴、等々… あらゆる意味で、きわめて対照的な、おふたかた
文字通り、宿命のライバル。ハンパな創作やエンタメ。裸足で逃げ出しそうな面白さ
そして、途方もない迫力!でした
おなじ天才でも、早熟で、閃きの羽生善治名人に対し、
遅咲きで、どっしり&じわじわと迫る、重厚な将棋をさす、森内俊之九段
その出会いは、なんと27年前。小学校4年生だった、というから驚きです。
じつに中3でプロデビューした羽生善治に遅れること1年半後、森内も同じ世界に
お互い、ハンパでない「負けず嫌い」と称するのも分かる気がして…
(過去に負けた形成を、わざと再現し、あえてリベンジするあたり、似た者同士で可笑しい)
羽生善治が、20代前半。破竹の勢いで、記録を塗りかえつづけ、ついに前人未踏の7冠をうちたてた頃のことを「神がかってた」というぐらいだから、よっぽど、だったんでしょうね。
しかし、その頃、森内俊之は大スランプ。かなり長いトンネルを彷徨い、やがて、ふっと突き抜けたとき、「何かが変わり」急成長。やがて、森内のほうが先に永世名人の座に輝いたんですから、これもまた、あまりにも劇的です。
(しかし、ひとつの対局が、じつに20時間前後に至る、とは知らなかったぁ。超人!)
流れがギリギリの攻防に至ったとき、羽生の指が、ブルブル震えるさまに「エエ~~ッ!」
もちろん圧巻は、終盤の宿命の対決、でしたが
個人的には、それぞれが、それぞれの印象を語ってたのも興味深くて
羽生は森内を「いろいろな意味で、自分にないものを持ってる人」と称し
森内は羽生を「自分を、ここまで導いてくれた人。恩人…」とコメントしてたのに、思わず、ジーーン
文字通り、天才 対 天才
しかし、そういう相手が偶然。同世代で「巡りあえる」こと。
「あいまみえる」ことができたのは、奇跡であり、とても幸福なこと、ですね。
微妙に分野は違えど、先日まで「ヒカルの碁」再放送をずっと見てて、先週。最終回に感動しただけに、いやがうえでも、ヒカルとアキラを連想。よけいに感慨もひとしお、でした
テレビで見守る関係者、ギャラリー達が固唾をのんでる中、緊張の場。対局してる2人が、ふと「笑ってるように見えた」のが、うんと心に残ることしきり。
いや~~、いいものを見せてもらいました。
いろいろな意味で、感慨無量… (((o(^。^")o)))
by noho_hon2
| 2008-07-16 08:41
| テレビ
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