2008年 10月 28日
NHKスペシャル (日本アニメ vs ハリウッド) |

とくに、日米双方で、ともにブレイクした、鉄腕アトム(あちらでは、アストロボーイ?)リメイクにまつわる件と
(よく、製作現場にカメラを入れてくれたなぁ、と感心)
日本においても、新しい流れ… 少子化の影響。アニメ枠が減少してる現実に危機感。国内での数々とヒット実績を手に、あえて、直接、アメリカ市場にきりこむ試み。
実際。あちらの好みを徹底調査&分析して製作した「アフロサムライ」が成功。
どんどんチャレンジ精神してる周辺にスポットをあてた、丹念な取材が、うんと興味深かったです
それにしても… 手塚治虫がディズニー・アニメに心酔。
(『バンビ』だっけ? 感動のあまり、映画館に通った回数に驚嘆した記憶アリ)
憧れて「あのようなものを作りたい!」な志のもと。日本のアニメがはじまったのは、なんとな~く聞いたことあったのですが
予算と時間の乏しさ。苦肉の策で、ある意味で紙芝居ノウハウ。静止画と部分動きによる、間の感情表現。ストーリーで牽引する方向にいった… とは知りませんでした。
詳しいヒトには「…基本です!」と怒られそうですが、思わずウケまくり!
たしかに、西洋の人形劇チックで、なめらかな動きと表情。アクションもイイですが、紙芝居というか、浄瑠璃チックというか… そういうジャパニメーションの味とセンス。感情表現は、別の意味で、すんばらしいですもんね。
西洋画と浮世絵みたいな好対照を感じてしまふ…
個人的に、印象深かったのは、過去の苦い?経験。
「最終決定権は、日本側にあるう」みたいに明記した契約書に、大いなる学習効果というか、時代の流れ。地位の向上?を感じてしまいました
アトムの画を、真っ先に「オトナっぽく」したかった、ハリウッド。
これに「…まるで、35歳のオジサンじゃないですか…」と、愕然。激しく抵抗した日本側でしたが、それは、綿密な市場調査によるデータ分析だった旨にも「…なるほどなぁ」
このあたり、オクニによる意識の微妙なズレを感じてしまいますよね
あくまで「ビジネスである」「見てもらってナンボ」の徹底ぶりに、タジタジ
(だから、ドラゴンボールが、あれほどオトナっぽくなったんですね)
気のせいか、手塚サイドを見てると、既に役割的に「伝統を守る」っぽい感じになってたのと、「アフロサムライ」の周辺にあった、蓋をあけてみないと分からなかった微妙な部分に、懸命にすりあわせていく努力に、どんどん、時代も追い風してる?感
(実際、次々と大物たちが企画に参加)
双方、発表後の反響等が、うんと楽しみな気がしました。
今後の流れに、大いに注目!です
by noho_hon2
| 2008-10-28 08:31
| テレビ
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