2008年 11月 20日
マドンナとファンタジー (青春スケッチ) |

こ~んな寒い冬の日。まるで雪の精のように、我らがマドンナは、舞い降りました
偶然、ひょんなことから再会し、お互い、顔を見合わせ「ア~~ッ!」
(先輩一同は、最履修のため、体育アゲイン。2学年差ながら、一緒にダンスを習ったのです)
そのまま、「わぁ、奇遇!」ってことで話が弾み
「きてよきてよ♪ すぐ近所なの」「えっ、いいの?」
いつのかにか、のほほん荘にきていただくことになったのでした。
「喜んで。本日のゲストは超美人だぁ!」
「お~~っ♪!」
どよめく歓声
ほとんど、掃き溜めに鶴!状態
それから、まさに夢のような毎日がはじまりました
おそらく先輩も、卒業を目前。「思い出づくり」したかったんでしょうね
先輩は抜群に華!がある上、物腰も格好も、とびっきり洗練されてました
しかも、抜群のトーク術と、吸い込まれるような大きな瞳。
男性陣一同が、瞬殺されたのは言うまでもありません
お酒も飲まないのに、ほとんどオールナイトな毎日。
それも、ほぼ、わいわいトークだけでね。(彼女は、怪談の達人でもあった)
あまりの男の子達の熱狂ぶり。ある種の過剰さに、心の片隅。一抹の不安は覚えたものの、同じように魔法にかかってた気がします。
ある時、ふと彼女が、漏らしたヒトコト
「私ね。こんな時って無かったの。本当に、こういう時ってなかった…」
意味不明ながら、そのつぶやき。
なぜか「いいのよ。存分に、夢みてね」気分になったしね
すべて、受け入れたい気がして
本当に、それは「ファンタジーだった」気がします。
みんなで共有した、青春・夢物語…
天守閣の灯を見上げつつの、ぞろぞろ星空散歩
ゲームセンターも、真夜中の屋台も、みんなみんな楽しかった。
男の子達が夢みる「ああ、こんな人がいたらなぁ…」
彼女自身、半ば本気で「こんな風でありたかった」を凝縮して演じてたのかも。
その分。ますます、スター性も、ヒートアップ!
問題は、あまりにも純情すぎた男子一同…
卒業で彼女がいってしまったあとの魂の抜け殻状態は、あまりにも…でした。
間の悪いことに、追って、それとな~く伝わってきた、やっかみ半分。尾ひれのつきまくったデビルな噂が、初心なハートをボロボロに傷つけることしきり。
あるいは私の知らないところ。何かがあったのかもしれません
異口同音。「…結婚したかったのに…」とつぶやく、底抜けの純情
きっと、初恋だったんだね
涙目で「嘘をついて欲しくなかった」とポロポロ
ひとしきり、聞いたあと
「でも、嘘かなぁ? それって、嘘なのかなぁ?」
「本当か嘘って、どうでもイイ気がしない? 願いをこめた姿も、まるごと受け止めてあげたい気がして… だって、友達じゃない」
そういうと、彼等は激しく抵抗するする…
「だって… だってぇぇ!」
いまだ本当のことは分かりません。正直いって、真相は藪の中
だけど、それは、まさにファンタジーだった気がして
ふと、思い出してしまったのでした
by noho_hon2
| 2008-11-20 09:14
| 雑感
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