2008年 12月 26日
シザーハンズ |
とても好きな作品です。「クリスマスには、なぜ、雪が降るの?」
美しくて切ない、愛のファンタジー… ジョニー・デップには、哀しみを含んだ物語が、本当によく似合う!
思えば、「愛していると言ってくれ」の中。トヨエツが、その美声を封印したがゆえに、なおいっそう、指先の美しさを筆頭。全身で伝える“想い”が際だったように
ここまでの特殊メイクと奇異な扮装。美貌を封印したがゆえに、ジョニー・デップの目の演技と、全身で訴えるものが、よりダイレクトに伝わるように思われて
はじめて見た時、直感的に「ああ、このハサミは才能なのかもなぁ」と感じました。
当人には、どちらかというと不自由なほど。だって、常に凶器と一緒
それがゆえに気味悪がられたり、なにげなく動いただけで、自身さえ傷ついたり
でも、ある時点から、意外な脚光
最初は、ただ、喜んでもらえる嬉しさがために頑張ったのに、過剰にもてはやされ、やがて、利用され、今度は、その特異性がゆえに、激しい逆風となり… うるうる
カットが評判になり、テレビ出演することになった際のインタビュー場面。
「普通の手が欲しいですか?」「でも、それじゃ、今みたいに注目はされないわよね」
みたいな会場の声に胸痛みます
何より、愛する者を、“想う”がゆえに抱きしめることさえ出来ないなんて!
実際、原案は、監督自身だったんですね。ジョニー・デップを起用したのも、「どこか、自分に似てるから」だったらしい旨に「…なるほどなぁ」 今にして思えば、その髪型なぞ“まんま”な気がして、本当に、自らの投影だったのかな、と、つい (^_^*)
テレビから見つめる、エドワード(ジョニー・デップ)のマナザシ。「君が好き、君が好き…」光線は、ブラウン管を通してさえ、キム(ウィノナ・ライダー)の心に届くほど。当時、相思相愛で、婚約寸前までいったエピソードを知ると、なおいっそうドキドキします
エドワードがつくる氷像の前。踊るキムは、本当に可愛いし、美しいシーン
この作品は、見るたび印象がかわり、最初は、周囲の身勝手さに立腹し、ふたりの恋の切なさに、胸しめつけられ…でしたが、次第に、明るく包容力がある、お母さん。ペグを演じた、ダイアン・ウィーストに心惹かれ、最初から好きだったけれど、どんどん好きになってしまいます
あるいは、彼女の存在があってからこそ、この物語が成立したのかもしれないなぁ、と感じてしまうほど。とくに、最初から最後まで、彼をかばう彼女に、悲恋要素とは別の意味で泣けてしまう。
(とくに、どんどん孤立していく彼に、それでも温かく微笑み、カットを依頼するシーン。かぎりなく、ベリーショートな姿に、思わず涙…)
あと、発明家博士も、かなりインパクトあったのですが、彼を演じた、ヴィンセント・プライス。とてつもなくビッグで、クラシックホラー映画の、の第一人者で、世界的にもイギリスのピーター・カッシング、クリストファー・リーと並ぶ三大スターだったとは!
しかも、ティム・バートン監督が熱烈ファンで、それゆえのオファーだった旨は、大いに納得できるものがありました
個人的には、舞台となった街が大いにインパクト。幼い頃、住んでた場所の風景に似てたので、よけいに!だったのですが、実際。本当の街を「まるっと」借りた、んですってね。
リアリティとファンタジー性が、ほどよくミックスされた独特なセンスは、まさに彼の独壇場
映画ならではの世界、ですよね
きくところによると、博士役のヴィンセント・プライス。あの「スリラー」の冒頭ナレーションも担当してたそうで… いつか、字幕版も見てみたいものだなぁ、と、しみじ~み
by noho_hon2
| 2008-12-26 18:11
| 映画
|
Trackback(6)
|
Comments(0)

