2009年 01月 09日
ありふれた奇跡 |
丁寧だけど、かなり、のんびりとした初回の印象…とくに、記憶に新しい「トライアングル」の、がつがつと、貪欲!なまでに視聴率を狙う、エネルギッシュさや、
現代的・映像センスと音楽で、ドラマチックに、生死問題をエンタメ化する医療モノやサスペンス・ドラマが大ウケで、そういうヒット作を見慣れた目からは、えらく、のどかな導入に感じられました。
きくところによると「豊かになった時代。なぜ、これほどまで自殺者?」という、素朴な疑問が発端だった、とのこと。
メディアの進歩。社会スピードの早さ。人と人の関係が希薄になり、その分。以前のような、勢い!による、恋愛や結婚が難しくなり、だけど「人間だもの」。かわらぬ煩悩や憧れも隠し持っていて…
不慮の事故で家族を失い、絶望のあまり、電車に飛び込もうとした男、藤本(陣内孝則)。偶然、“なにか”を感じ、それを止めた、加奈(仲間由紀恵)と翔太(加瀬亮)。間に入った、警官の権藤(塩見三省)
最初は断固。否定!してた藤本だけど、時間がたつにつれ、反省のあまり、ふたりのお礼がいいたくなり、それを知った温情・権藤が場をセッティング。たぶん、共通した“負”に引き寄せられた人々… いったい、ナニがはじまる?
目のつけどころ的には悪くないし、丁寧さや贅沢感は感じるのですが、演出とテンポの関係か、かなり淡々とした、地味にも見えるペースは、ひょっして意図的?
(現代ドラマのスピードに対する風刺、もあったりして (^-^;)ヾ)
常に時代に鋭く斬り込み、エンタメ化。そんな名人・山田太一に現代がどう映ってるのか
久々の連続ドラマ。2時間ドラマでない尺で、どう描いていくのか
しばし、見守ってみたい気がするのでした
by noho_hon2
| 2009-01-09 08:49
| ドラマ
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