2009年 02月 25日
ゴッドファーザーPARTII |
移民としてアメリカに渡り、一代で、大ギャング・ファミリーを築き上げた、初代ドン、ヴィト・コルレオーネ
彼には、幼くして家族を失い、追われる身ゆえの事情と決意がありました(ロバート・デ・ニーロ )
かたや、はからずして、その家督を継ぐことになった、三男坊・マイケル・コルレオーネ (アル・パチーノ)
その、親子の軌跡が、交互に、だけど、きわめて対照的に、映像美に満ちて描かれます。
自らの頭の整理として、ヴィトの子供達
長男は、元気活発だけど、やたら血の気の多く、すぐカッとなるのが難。特にオトナになってからは、愛すべき点もあれど、相当、DV男入ってた、アンソニー(ジェームズ・カーン)
次男は、病弱で心優しいけれど、やや優柔不断。ちょっと、だめんずっぽい(?)、小男のフレッド(ジョン・カザール)
ひとり娘、コニー(タリア・シャイア) ←どこかで見た顔だなぁ、と思ってたら、「ロッキー」のエイドリア~ン!だったんですね
そして三男が、おとなしく、インテリなマイケル (アル・パチーノ)
当初から父の期待を一身に担ってたものの、それを嫌って大学進学。家族に黙って、海軍志願してたとは知りませんでした。
マイケルの妻、ケイが、ダイアン・キートン
(「アニー・ホール」「ミスター・グッドバーを探して 」、最近では「恋愛適齢期 」の方だっ! ウッディ・アレンの公私パートナーとしても有名)
オハナシは…
父・ヴィト少年は、故郷・イタリア・シチリア島のコルレオーネ村で、地元マフィアのゴタゴタから家族を皆殺しにされ、かろうじて母の機転と、土地の人の助けで逃亡。
追っ手をのがれ、孤児の移民として、新天地アメリカへと渡ります
やがて家族をえて、穏やかに暮らしてたものの、生活のため、やむなく泥棒家業。
でも、当然、その筋の上には上が。理不尽な上納金を要求する、地域の黒幕を抹殺した結果。一目置かれる存在になり(カーニバルの賑わいとのコントラスト。屋根の上を歩くさまが印象的)
気がつくと、必殺チックな(!)依頼が殺到
その筋のドンへと、のしあがっていきます
(パート1で描かれた「家族を大切にしない男は、オトコじゃない」が、キーワードとして、より深い意味をもってきますよね)
息子、マイケルは、ホテル・カジノ経営で成功したものの、大きくなりすぎた力が、上院議員もからんだ利権を脅かし、反発をかい、やがて紆余曲折あったのち、裁判になります。
でも、それに勝利する代償はあまりにも大きく、結果的に、どんどん家族を失うことに…
ラストシーン。湖畔にたたずむマイケルの回想シーン。
父の誕生日を祝い、ファミリーが集まってた頃のコントラストが切ないこと…
いってしまえば、同じ“血塗られた”修羅の道なのに、家族のために、やむなく、それを突き進んだ初代のヴィト。それが大きくなりすぎたために、今度は、そのファミリー(組織)をまもるため、家族を犠牲にしたマイケル…
湖畔での姿。諸行無常の果ての静寂は、あまりにも (ーー;)
パート2が1を超えるのは難しいけれど、それをやってのけた希有な手腕に、ただただ、平身低頭
彼には、幼くして家族を失い、追われる身ゆえの事情と決意がありました(ロバート・デ・ニーロ )
かたや、はからずして、その家督を継ぐことになった、三男坊・マイケル・コルレオーネ (アル・パチーノ)
その、親子の軌跡が、交互に、だけど、きわめて対照的に、映像美に満ちて描かれます。
自らの頭の整理として、ヴィトの子供達
長男は、元気活発だけど、やたら血の気の多く、すぐカッとなるのが難。特にオトナになってからは、愛すべき点もあれど、相当、DV男入ってた、アンソニー(ジェームズ・カーン)
次男は、病弱で心優しいけれど、やや優柔不断。ちょっと、だめんずっぽい(?)、小男のフレッド(ジョン・カザール)
ひとり娘、コニー(タリア・シャイア) ←どこかで見た顔だなぁ、と思ってたら、「ロッキー」のエイドリア~ン!だったんですね
そして三男が、おとなしく、インテリなマイケル (アル・パチーノ)
当初から父の期待を一身に担ってたものの、それを嫌って大学進学。家族に黙って、海軍志願してたとは知りませんでした。
マイケルの妻、ケイが、ダイアン・キートン
(「アニー・ホール」「ミスター・グッドバーを探して 」、最近では「恋愛適齢期 」の方だっ! ウッディ・アレンの公私パートナーとしても有名)
オハナシは…
父・ヴィト少年は、故郷・イタリア・シチリア島のコルレオーネ村で、地元マフィアのゴタゴタから家族を皆殺しにされ、かろうじて母の機転と、土地の人の助けで逃亡。
追っ手をのがれ、孤児の移民として、新天地アメリカへと渡ります
やがて家族をえて、穏やかに暮らしてたものの、生活のため、やむなく泥棒家業。
でも、当然、その筋の上には上が。理不尽な上納金を要求する、地域の黒幕を抹殺した結果。一目置かれる存在になり(カーニバルの賑わいとのコントラスト。屋根の上を歩くさまが印象的)
気がつくと、必殺チックな(!)依頼が殺到
その筋のドンへと、のしあがっていきます
(パート1で描かれた「家族を大切にしない男は、オトコじゃない」が、キーワードとして、より深い意味をもってきますよね)
息子、マイケルは、ホテル・カジノ経営で成功したものの、大きくなりすぎた力が、上院議員もからんだ利権を脅かし、反発をかい、やがて紆余曲折あったのち、裁判になります。
でも、それに勝利する代償はあまりにも大きく、結果的に、どんどん家族を失うことに…
ラストシーン。湖畔にたたずむマイケルの回想シーン。
父の誕生日を祝い、ファミリーが集まってた頃のコントラストが切ないこと…
いってしまえば、同じ“血塗られた”修羅の道なのに、家族のために、やむなく、それを突き進んだ初代のヴィト。それが大きくなりすぎたために、今度は、そのファミリー(組織)をまもるため、家族を犠牲にしたマイケル…
湖畔での姿。諸行無常の果ての静寂は、あまりにも (ーー;)
パート2が1を超えるのは難しいけれど、それをやってのけた希有な手腕に、ただただ、平身低頭
by noho_hon2
| 2009-02-25 08:38
| 映画
|
Trackback
|
Comments(0)