進歩がない （ボヤキです）

以前、ダンナさんが、ある結婚式で聞いたというスピーチで、印象深かったオハナシ

それは、新郎新婦の、かつての恩師いわく
「もし、機会があれば、ぜひ、小学校低学年時代の通信簿を見てみてください。

そこには意外なほど、のちの全てのルーツがありますよ」みたいな旨に「へ～っ」

ふと思ったのですが、小学１年生のことで、すっごくよく覚えてること

じつは当時。母が、入院を繰り返してた関係。まるでトトロのような田園牧歌な環境。なにかと、周囲のオトナたちのお世話になりまくってたのですが…

１番悩んだのは、可愛がってくれる、近所のおばちゃんが、「お母さんには、絶対、内緒よ」と悪戯っぽく笑いながら、よく、ささやかなもの（食べ物）をくれることでした。

かたや、律儀な母は「人からモノをもらったら絶対、報告しなさいね。でなければ、お母さんが恥をかきます」とピシャリ。

でも、どっちかを立てると、どちらかの意に背くというか、裏切ることになるんですよねぇ。ひとり、小さな胸を痛めることしきり。

結果。母親に恥をかかせてはイカン。言いつけを破るのは胸が痛むけれど…　と思い悩んだ結果。清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟。ドキドキで報告すると、母は「もっと早く言いなさい」と、ますます説教モードにスイッチ・オン

おばちゃんは、おばちゃんで「んまぁ」。影で「言ったわね～～っ」と、これまた笑いながらも、冗談半分。メッ！なんですよ。立つ瀬ナシ…　ぐすっ

ささやかながら、世の中「あちら立てればこちらが立たぬ…」、そして、良かれと思った勇気も、結果的にトホホや、ひゅるる～な理不尽が存在することを思い知った瞬間でした。

いま、オトナになってみると、双方のキモチ、分かる気がします。そして、あくまで軽いノリで言ったことや、他意は無かったことも。でも、子供心に、あんなに「困惑する」とは想像もしなかっただろうなぁ…

場合によっては、うやむやにする方が賢明だし、子供らしかったのかも。
おそらく頭や勘のよい子。人間関係に経験豊富な子なら、双方の真意を「お見通し」のうえ、上手にこなし、さらっと流せたに違いありません

思えば、螺旋階段のように、こういう局面を繰り返してるような

（妙齢の頃なぞ、恋バナ関係。「絶対、内緒よ」を守るあまり悶々。でも、気がつくと、みんな知ってて唖然。当人はガハハ）

しょうもない、他愛ないことばかり、ため込み、不毛に悩んでる気がするのは、ひとえに不器用なのかな？　なるほど。「小学校低学年時代の通信簿にルーツ」説に、たはは…

思わず、考えさせられたのでした　(^_^:)ゞ